勘違い男？！「いい人」で終わる恋愛対象外の男性の特徴

「〇〇さんって優しいし、いい人だよね」と職場や女友達からは好印象なのになぜか恋人ができないと悩んでいる男性は意外に多いのではないでしょうか。

女性に「恋人にしたい男性に求めるものは？」と尋ねると必ず「優しい人」は上位にランキングされる条件のひとつです。

優しくていい人なのになぜモテないのでしょうか。それは恋愛で女性が求める「優しさ」は、ただ女性に共感して甘やかす優しさだけではないからです。

優しいのにフラれる、いい人なのに価値観が違うと言われて交際が終わってしまう理由を解説していきます。

女性はわがまま「その優しさじゃない」と思う

恋愛・婚活相談にのっていると、世の中のほとんどの男性は優しい人だと感じます。

特に婚活をしている男性は本当に優しい人が多い印象です。

しかし、恋人や結婚相手を探している女性からすると「その優しさじゃないのよ！」となってしまうことがあります。

ここで言っている「その優しさ」とは、ただただ女性に共感する優しさのことです。女性の発言や行動に対して何でも受け入れてくれる、いわゆる女性を甘やかす優しさです。

職場の付き合いや友人関係であれば、その優しさは好印象で「いい人、優しい人」として受け入れられます。しかし恋人や結婚相手となるとそれだけでは物足りないと感じてくるのです。

基本、女性はわがままなのです（私もですが・・・ｗ）

優しさや思いやりは人間関係を構築していく上では必要です。そして恋愛・婚活ではその優しさにプラスαが必要なのです。女性を惹きつけ恋愛対象として好意をもたれる男性の優しさとはいったい何なのでしょうか。

自分を良く見せたい無意識の「下心」

優しいけど恋愛対象としてモテない男性には自分でも気づいていない「下心」があるのではないでしょうか。

「下心？」と思うかもしれませんが、女性に「好かれたい」「嫌われたくない」「優しい人と思ってもらいたい」「この場をおさめるために相手に合わせよう」などの自分を良く見せたい、意見の食い違いを避けたい、と思う心です。

もちろん相手を思うがゆえに、そのような言動をとっていることは女性には伝わっているでしょう。

そもそも女性は、気遣いができない男性とコミュニケーションを取ろうとはしません。

しかし恋愛においては「本音を言ってくれない」「本心じゃないのに、私に合わせてる？」「自分の意見はないの？」と、ネガティブに捉えられることがあります。

ただ共感するだけは「優しさ」ではない

つまり、相手のことを考えた思いやりではなく、「自分を良く見せたい」「相手のご機嫌を取っておこう」という下心が前面に出ているということです。婚活では「価値観が違った」「意見が違った」「フィーリングが合わなかった」などの理由で交際が終了することがあります。

するとフラれた男性はその経験から、次第に「女性の意見に合わせておこう」と自分の気持ちや意見を言わず、相手に合わせすぎてしまうのです。女性の意見に共感すれば「優しい人、価値観が合う」と思ってくれるはずだと勘違いしてしまい、ただ女性の言いなりになるような言動を「優しさ」だと勘違いしてしまうのです。

女性のいうことを聞いてくれる「優しい人」と思えますが、女性はその場限りの付き合いを求めているわけではありません。

勘違いの優しさに女性は疲れを感じる

まだお互いのことを良く知らない関係で、必要以上に自分に合わせてくる男性に対して、女性は居心地が悪いと思ったり違和感を感じたりすることがあります。なぜなら、相手が自然体ではないと気付くからです。上辺だけ自分に合わせているのでは？と感じ取ります。

嫌われたくない、好かれたいという相手を思ってとった言動が裏目にでてしまい、交際が続かないことはとても残念です。

女性が惹かれる「優しさ」とは、女性をしっかりと見てくれていて、その女性のことを思ってきちんと意見を伝えてくれることです。

人としての思いやりや言葉遣いに気を付ける必要はありますが、女性のためになることははっきりと伝えてあげることも優しさなのです。

たとえ意見が違ったとしても、自分を思って発言してくれていると解れば女性はそれをあなたの優しさとして受け止めます。

しかし、良く見られたいために共感したり、意見のくい違いを避けるために相手に合わせるといった優しさは、女性に余計な気を使わせ疲れさせてしまいます。

「その優しさ」に女性が疲れてしまう理由

例えば、まだ数回しか会ったことがなく交際前の女性との会話で「次のデートは〇〇さん（女性）の行きたいところに行ければ僕も嬉しいです」「全部〇〇さんの予定に合わせます」「〇〇さんが美味しいって思うものは僕も美味しいと思います」など、全て女性に合わせていませんか？

もちろん、女性は自分に共感してくれると嬉しいと感じますが、まだ好きかどうかわからない男性から「全て合わせます」「あなたがいいと思うものは僕も全ていいと思います」というようなことを言われると、女性は「いい人なんだけど、なんか気を使う…」「全部、わたし任せで自分の意見はないのかなぁ」「なんか重い…」と感じるかもしれません。

女性の行きたいところに行くことや、女性の意見に共感するで優しさを表そうとしているのかもしれませんが、すでに「なんか重い」と感じてしまった男性から「その優しさ」を何度も受け取ってしまうと、女性は逆に気を使い、何かを返さなければいけないという否定的な感情になりやすくなります。

そんな否定的な感情が生まれてしまった後に、男性から「〇〇さんのために何かしてあげたい」と言われたら「この人はいい人だけど、自分はそう思えない」「気疲れする、もうやめよう」という結論になってしまうこともあるのです。

相手を尊重しながら自分の意見も伝える

シンプルに「次のデートはどこか行きたいところはある？僕は美術館に行きたいと思ってるんだけど、もし他に行きたいところがあったら教えて」など、相手の意見を聞いて、自分の意見を提案することをおすすめします。

「行きたいところがある？」と聞くことで女性は自分を尊重してくれていると受け取り、「僕は美術館に行きたい」と自分の意見を伝えることで、二人のデートについてちゃんと考えてくれているという印象を与えます。そして「他に行きたいところがあれば教えて」と再び尋ねることで女性を優先して扱ってくれている、包容力のある人と感じます。

女性によっては、男性の意見に乗っかりたいと思っているかもしれないし、自分の行きたいところを優先してほしいと思っているかもしれません。どちらのタイプの女性にもスマートに感じてもらえる提案方法でコミュニケーションを進めてみましょう。

相手に向き合うことが大切

「いい人」止まりから前進するポイントのひとつは、きちんと自分の意見を伝えることです。しかもその意見は独りよがりではなく相手の女性と最高の時間を過ごしたい、楽しませたいという意見であることが大切です。

ただの「優しい人、いい人」ではなく、女性の求める優しい人になるために、相手にしっかり向き合ってコミュニケーションを取ってみましょう。