40歳男性の婚活失敗の理由は、年収と相手の年齢にあった?!

結婚相談所での婚活は、恋愛結婚とは違うということを以前お伝えしました。

結婚相談所で成婚する人は、過去の恋愛経験やひとりよがりな異性へのイメージに縛られず、新しいお相手との出会いの中で自分自身を理解し、学びを深めています。

婚活中の経験値を積み重ねて更新していくことにより、自分の市場価値を知り、相手の求めていることを理解して、結婚相手として長期間一緒にいられる人かどうかを見極めることができるようになっていきます。

このような柔軟な思考を持っている人は、結婚相談所での活動を短期間で終わらせて結婚しています。

結婚相手は妥協して選ぶのではありません。今求めているものと将来求めるであろうものを理解して選びます。

40歳、年収470万円の男性が結婚相手とする女性の年齢は?

S男さん40歳は、婚約していた26歳の女性と別れてしまい、真剣に婚活を始めました。S男さんは穏やで優しそうな雰囲気の方で、婚活カウンセラーの言葉を真摯に受け止め実行されており、前向きに活動をしている姿はとても好感が持てます。

しかし「どのようなお相手を希望していますか?」という質問で、S男さんがなかなかご縁に繋がる出会いがない理由が見えてきました。

S男さんの第一条件は「年齢が23~30歳」。性格は明るくて活動的な方、できれば同じ趣味を持っている女性」とのことでした。

しかし、結婚相談所での出会いは、ピンポイントに狭い条件でお相手を探すのではなく、できるだけ成婚率を上げる条件で出会いを見つけることをお勧めしています

結婚相談所の出会いで、年収470万円で10歳ほど年下の女性を希望するのは、かなり厳しい成功率となっていきます。

過去の恋愛経験に囚われ過ぎず、ご自身の思い込んだ理想像の枠を外し、視野を広くして活動をすることが重要となります。

過去の経験に囚われすぎて視野が狭くなってしまう

婚活を始めたばかりの方の中には、過去にお付き合いした方のイメージに囚われてしまったり、お相手の年齢を重視し過ぎてしまう方がいらっしゃいます

過去に年下としか付き合ったことがない方は、年下を希望するし、お付き合いの経験がない方は、根拠のない理想の見た目年齢を条件にしがちです。

年齢に縛られると、本来出会うべきお相手を見過ごしてしまったり、年齢というフィルターだけで相手のイメージを勝手に作ってしまったりと、「出会い」の時点でマイナスに働いてしまいます。

条件の絞り込み過ぎは、視野を狭くしてしまい、良好な人間現関係を築くことができるかもしれないお相手を素通りしてしまい、婚活を長引かせてしまうことがあります。

「年齢差=年収×100万分の1」といわれる法則

結婚相談所で使われている、お相手の年齢の法則というものがあるそうです。

それは 「年齢差=年収×100万分の1の法則」 というものです。

現実に結婚相手となる可能性が高い年齢差を示しています。正確な統計データがあるわけではないようですが、傾向として、年収が高いほど年齢差があっても結婚できているようです。

S男さんの場合、年収470万円で計算すると、4.7歳差の範囲(35歳~45歳)の方がご結婚相手としておすすめしたい女性となります。

S男さんにはご希望とする年齢層のお相手探しを継続しつつ、この法則の年齢差層に近い、35歳~39歳の女性も視野にいれて活動してみることを提案しました。

以前のご婚約者様が10歳以上も年下で可愛らしく思っていたこともあり、過去の女性に近い条件を希望されるS男さんのお気持ちを察することはできました

しかし実際に結婚まで至らなかった現実を気にしていたS男さんは、出会いは多い方がよいという選択をして「35歳~39歳の女性にも会ってみます」と仰ってくれました。

そしてすぐに38歳の女性とのお見合いが決まりました。

結婚相手は年齢だけじゃない

その後S男さんは、複数の35歳~39歳の女性とお見合いをして、ついに36歳の女性と交際に発展しました。

S男さんはこう仰っていまいた。「自分はこういう人と付き合いたいという理想だけで相手を選んで、相手の良さを知る前に自分の基準に相手を当てはめていました。年下の女性とは違う、自分の年齢に近い女性の魅力に気づきました。

結婚相手は年齢だけじゃなく、その年齢までどのように生きてきたかが大切です。結婚は生涯続くであろう人間関係の構築です。

年齢という数字だけに囚われず、結婚後の生活を考えて相手を思いやることに目を向けることができれば、出会った相手の求めているものを知ることができ、また、自分を満たしてくれるものに気づけるはずです

結婚相談所は、ただ結婚するためだけではなく、結婚生活をより末長く幸せにする活動の場所なのです。