婚活、本気じゃない男の口ぐせ?「結婚したいと思える人に出会ったら」

何かを成し遂げるには「本気度」が重要です。「絶対〇〇になりたい」「絶対〇〇がしたい」といった強い意思です。

婚活も同じく、自分のイメージする結婚生活=人生設計を明確にして「絶対に結婚して幸せになる」と信じて活動することが重要となります。

将来の自分の結婚生活を明確にすることは、婚活の途中でぶつかるであろう不安や疲れに打ち勝つエネルギーになります。諦めなければ解決法がきっと見えてきます。

不安に負けず、イメージを見失わず、粘り強く続けて欲しいと思います。

今回は、結婚できないアラフォー男性の口ぐせの一つである「いい人がいれば結婚したい」の現実を解説しつつ、本当は結婚したくてたまらないのに「本気で婚活をするのは恥ずかしい」と思っていた42歳男性Yさんの事例をご紹介します。

本気で婚活することは恥ずかしい?

多くの結婚を希望している独身男性が、残念ながら結婚を自分の人生設計の一部として明確にイメージして婚活をしているわけではありません。

特にこれまで適度に恋愛も経験してきている人の中には、婚活をしているということを隠したがったり、本気で婚活していると周りに思われたくない、と考える人がいます。

複数の婚活アプリに登録したり、結婚相談所を転々としたりと、こっそり婚活をしていたりします。

そして周囲には「本気じゃないけど登録している」「いい人がいれば考える」的な発言をしたりします。

表面上は余裕を見せているけど、実は裏では必死で結婚相手を探している姿勢は、意外と周囲は見抜いていたりするのですが。

昨今は、結婚は人生設計の一部で効率よく将来のパートナーを見つけたいと考え、結婚相談所へ入会する人も多くなっています。

素直に「結婚したい」と自分の気持ちを表した方がうまく行くのになぁ、と思ってしまうアラフォー男性は、独身女性にどのように映っているのでしょうか。

本気じゃない婚活は時間のムダ

婚活では、30代後半以上になってくると出会いの数も減り、真剣に結婚したいと思う男女は増加します。

そんな中、40歳を過ぎた男性が「いい人がいれば結婚を考えます」といったスタンスで婚活をしていたら、結婚を前向きに考えている女性は、その男性との交際を考えるでしょうか。

結婚したいと考えている女性は、本気度の低い「いい人がいれば…」などと言っている結婚するかどうかもわからない男性に興味を示すとは思いません。

婚活中の女性の多くは、特に30歳が近くなってくると、早い段階で結婚を決意してくれそうな相手を望みます。

結婚に繋がるかどうかわからない、時間を無駄にしてしまうかもしれないようなお付き合いは避けるはずです。

そのため「いい人がいれば…」と言っている男性は、結果的に結婚に繋がるような相手ではない人と出会ってしまい、別れをくり返して時間だけが過ぎていくことになるのです。

アラフォー男性Yさんの口ぐせは「いい人がいれば結婚したい」

30代後半から婚活をしていた現在42歳のYさんは、これまで婚活パーティに参加したり、自分で合コンをしたりして出会いを作ってきた男性です。

Yさんはそれなりに結婚願望があり、知り合った女性と付き合ってはみるものの、別れを繰り返していました。

彼の口ぐせは「いい人がいれば結婚したいとは思っています」で、加えて「今はそれなりに出会いもあるし、本気で婚活しなくてもいつかは結婚できるかなと考えています」と仰っていました。

中途半端な付き合い方は女性に伝わる

Yさんのお話によると、周囲からは「また別の女性とデートしてるけど今回も本気じゃないんだろう」と言われているようでした。

本人の気持ちを聞いてみると「お付き合いする女性とは結婚したいと思っています。遊びで付き合うようなことはしません」との答え。

しかし、結婚したいと思って付き合っているのであれば、それは、付き合う前に結婚前提の付き合いと考えて交際をスタートしたはずです。ここが矛盾していることに本人は気づいていないようでした。

この中途半端な付き合い方が、女性には本気で将来を考えていないと思われてしまい、Yさん自身も生涯の相手をどのように捉えるべきかを考える必要があると感じました。

結婚は、生涯続く人間関係を作ること

結婚は生涯を共にするパートナーとの人間関係を築くことです。

結婚相手でなくとも、友人や同僚など、人として繋がっている人はたくさんいます。他人の中で唯一、自分の人生にずっと関り続けてくれて、自分を愛し受け入れてくれる人が、結婚相手ではないでしょうか。

Yさんのように「結婚したいと思った相手と付き合っています」「いい人がいれば結婚したいです」と言いながら付き合って別れを繰り返している人は、生涯をかけて人間関係を築く相手を探して本気で付き合おうという意識が低いのだと思います。

婚活歴7年、42歳になっても同じことを言っているYさんはどう意識を変えて婚活をするべきなのでしょうか。

女性は本気で結婚を考える男性を選ぶ

Yさんには、まずは「いい人がいれば結婚を考える」という口ぐせを控えてもらうことにしました。

7年間婚活をしていて結婚できていないのがYさんの現実です。

「婚活を真剣にやってる姿は恥ずかしい」という、見栄を張った姿勢も控えてもらいました。

結婚に対して本気度が低そうな態度は、独身女性からすると「結婚を真剣に考えてないならどうして婚活しているの?」とマイナスに伝わってしまい、相手の中身を知る前にさっさと終わらせようと思ってしまいます。

Yさん自身、40歳を過ぎた頃からお付き合いに発展する女性も少なく、不安を持っているようでした。

現実を見て真剣に婚活した結果

Yさんは、照れ隠しするように「そんなに言うなら半年だけ真剣に婚活してみます」と言って活動を開始しました。

結婚相談所で出会った女性は「結婚したい相手=生涯を一緒に過ごせる相手」として、人間関係を築くように心がけてもらい、決して「いい人がいれば・・・」「付き合ってみて結婚は考える」といった態度は取らないようにしてもらいました。

それから10ヵ月程の婚活をして、真剣交際へ進めるお相手に出会いました。

独身女性が求めるのは本気で結婚を考えている男性です。自分の気持ちも整理できていない、結婚に対して真剣に向き合えず婚活をしている40代の男性ではありません。

結婚したいのに結婚できないアラフォー男性で「いい人がいれば…」などと言っている人は、きっとアラフィフになっても同じ事を言っているかもしれません。

時間を無駄にしない婚活を意識してみてはいかがでしょうか。