お見合い後、毎日連絡しているのにうまくいかない理由を男性3人の事例で解説

婚活で結婚する場合、お見合いから交際に進んだら毎日連絡を入れ、1週間に1回以上は会うか、ビデオ通話で顔を見て話すように勧めています。
そのまま連絡も取らず放っておいたら、高確率で相手の女性からお断りの連絡が来るからです。
真剣に婚活をしている多くの男性は、毎日メッセージを送ったり週末や仕事が終わるとコミュニケーションを取る時間をつくったりと、相手との距離を縮めるための努力しています。
それでもなかなか結婚までたどり着かないところが婚活の難しいところです。
今回は、婚活を成功させる秘訣の一つである「お見合い後、毎日連絡を取った」男性3人の事例をご紹介しながら結婚に繋がる関係をの築き方を考えていきます。
婚活は恋愛結婚とは違う
婚活は、結婚相手を見つけて結婚することです。ただ恋愛をするための相手を探すわけではありません。
恋愛結婚というと、身近な異性や趣味を通じて知り合った異性との出会いから交際が始まり、結婚した人たちをイメージするでしょう。
相手を好きという気持ちが先に生まれ恋人となり結婚しています。
しかし本気の婚活の場合は、全く面識のない2人が、プロフィールの写真と書かれている条件を見て、結婚を前提に付き合えるかどうかを判断し、お見合いで初対面となります。
お見合いの時点では静止画のルックスとデータで見た「条件がクリアしている」結婚相手の候補にすぎません。
このように選んだ相手と、1時間程度のお見合いをして印象が良ければ交際に進み、結婚に向けての気持ちを高めていきます。
初デートではお互いのことはほとんど知らず、好きかどうかもわからない状態なので相手のの気持ちが解らなかったり、スレ違ったりするのです。
当然のことながら、気持ちを育てるには一緒にいる時間を増やさなければいけません。
そのため、婚活は初期のうちにマメに連絡をとることが大切なのです。
結婚できない人は、お見合いはうまくいって交際に進んだのに毎日の連絡を怠り、1ヵ月以上経つのにデートもしていないという方が多くみられます。
お見合いから2週間以上経ってしまうとお互いに気持ちが冷めてしまい、交際終了となってしまうケースは多いのです。
毎日連絡していたのに結果が違った男性3人の事例
出会ってから直ぐに何のアクションもないとお互い気持ちが冷めてしまい次のステップに発展しません。
そのため交際に進んだら毎日連絡を取ること、週に1回は顔を見て話す時間(デートも含む)を作ることはとても大切です。
また、連絡は事務的ではなく、気持ちを育てるためのコミュニケーションとして行うよう心掛ける必要があります。
相手にメッセージを入れることは業務でははありません。定期購読メールのように、ただ毎日一方的にメッセージを送るようなコミュニケーションは逆効果になることがあります。
メッセージを入れたら相手の返信が来るまでは何もしなくていい、といった姿勢では、あなたの相手に対する気持ちや相手があなたをどう思っているのかがわからないまま、気持ちにズレが生じていきます。
駆け引きすることなく、相手を知りたいと思う気持ちを持ってください。
しかし、返信が1日以上経っても来ない、反応が鈍いといった相手は、婚活で結婚をするのが難しい人たちです。
そのような相手は早めに見切りをつけてもよいでしょう。
それでは、積極的に婚活に取り組んでいる3人の男性の体験談をご紹介します。
独りよがりなLINEでスレ違ってしまった、爽やか系M男さん(35歳男性)のケース
M男さんは、身体も鍛えていて、爽やかな印象の男性です。
お見合いをした29歳の女性S美さんと意気投合し、交際に進み、直ぐに初デートを約束、順調に思えました。
1ヵ月が過ぎたころ、M男さんよりこんな報告が届きました。
「デートも3回目が終わりました。水族館や遊園地など体を動かしながら話ができるようなデートを考えたので、一緒にいる時間はS美さんも楽しんでいるようでした。
デート中にさりげなくS美さんの肩に手を添えて、歩道側に誘導してあげた時は、S美さんも照れていて、気遣いもしっかりできているかなって思います。
連絡も毎日入れているし、順調に進んでいます。」
4回目のデート終了の報告では、
「結婚後はどんな生活を送りたいのか、子供は欲しいのかなど結婚に向けて、価値観の話をしました。
今回のデートでは結婚観について少し踏み込んだ話もできたし、S美さんも僕のことを気にってくれてるように感じます。」
そして、5回目のデートを約束しようとしている頃でした、
「次のデートはS美さんが忙しくてキャンセルになりました。その後日程も決められていないので将来の話ができていません。
S美さんの結婚観や結婚後の希望を早く知りたいのでLINEにメッセージを入れて聞いてみようと思っています。
できるだけメッセージを入れてSさんとの距離を縮めたいです。Sさんに寂しい思いをさせたくないし、頑張ってみます。」
それから1週間後、M男さんよりこんな相談が来ました、
「S美さんとの交際は終了しようと思っています・・・この1週間、S美さんのことを考えて毎日できるだけメッセージを入れたんですが、だんだん返信が減って、次のデートの約束の日程を決めたいと言っても『ごめんなさい、しばらくは忙しいです』とだけ言われています・・・
LINEに結婚観についての質問を入れても返信も遅いし、S美さんは全然盛り上がっていないようで・・・僕と少し距離を置きたいのかなって感じます。」
残念ですが、S美さんの相談室に交際終了の希望を伝えると、S美さんも交際終了を希望していました。
理由を尋ねると、
S美さんは、M男さんからの毎日のLINEで『結婚後はどうしたいのか、将来はどうしたいのか、これまでの恋愛経験で嫌だったことを教えて欲しい』など、細かく長文で質問が書かれており、見る度に『一方的な質問ばかり、LINEで尋ねる内容じゃない』と感じるようになったそうです。
また、デート中のさりげないボディタッチも警戒心を持ってしまい、嫌な感じに受け取っていたようです。
M男さんが良かれと思って取っていた行動や発言が、S美さんには逆に伝わっていたのです。
【コメント】
このようなすれ違いは、婚活中の男女関係ではよくあるケースです。
M男さんは残念ながらS美さんとは合いませんでしたが、マメに連絡をくれる男性が好きな女性は多いです。
S美さんがおっしゃる通り、あまり踏み入った話をLINEなどの活字でしかも長文で送られてくると相手の気持ちが見えず、冷めてしまうことがあるかもしれません。
そんな時は、電話をしたりビデオ通話をして声を聞きながら話すと、気持ちが伝わりやすいです。
また、いくらマメに連絡をした方がよいと言っても相手の都合や返信したいタイミングがありますので、メッセージを送る頻度など早めにコミュニケーションの取り方を確認し合っておくとよいでしょう。
今回、M男さんはS美さんとはご縁がありませんでしたが、M男さんの前向きな行動は婚活を成功させるためにはとても大切なことです。
そのまま女性への気遣いを忘れず活動を続ければ、きっと素敵な出会いがあるはずです。
気持ちを切り替えて次に行きましょう!
「結婚するには好条件」だけど、事務的な連絡になりすぎたK男さん(42歳男性)のケース
Kさんは性格も真面目で「結婚するには好条件」と女性に人気があり、お見合いも直ぐに決まりました。
そして、38歳女性Y子さんと交際に進み、マメに連絡を取っていたようなのですが、K男さんより交際終了を考えていると相談を受けました。
理由を尋ねると、
「Y子さんは明るく社交的な女性で、常に話題を振ってくれるのですが、どうも性格が合わないように感じます。
もともと連絡は報告事項だけしかしないのですが、Y子さんとはマメに連絡を取るように心がけていました。
毎朝あいさつのメッセージをいれていますし、あまり興味が持てない話題でも出来るだけ返信しているつもりなんですが、正直、Y子さんのメッセージや送ってくれる写真には、なんて返信していいのか分からず返信に困ることもあって・・・
そうするとY子さんの返信は『興味ないですか?』『さっき送った写真はスルーなんですね』など、冗談交じりではあるのですが責められているような気がしてプレッシャーです。
この前はY子さんがデートに誘ってくれて、早く結婚観や将来の生活イメージについて話し合いたいとおっしゃってくれました。
僕は深いことはデートの時に話そうと思っていたので、デートの日程だけ返信をすると『結婚観や将来についての質問はスルーなんですね』と、またプレッシャーをかけられた感じがしたんです。
真剣交際前に、こんな気持ちになるようではきっと続かないなって思って、交際終了を考えています。」
このことを先方の相談室に伝えると、Y子さんも交際を終了したいと思っていたようでした。
Y子さんは「K男さんは結婚の条件がいいなと思ってお付き合いを始めました。でも、毎日の連絡では私のメッセージにイマイチ反応が鈍くて『私に興味がないのかな?』って思うようになりました。
出かけ先で見つけた素敵なものを共有したいと思って写真を送ってもスルーするし、結婚観について話したいと伝えても、その質問の返信はないし・・・
それなのに、毎朝「おはようございます」ってメッセージだけは入ってきます。
私は、日常の出来事で感じたことや、将来に向けてどうしたいかという話題に関心を持って欲しいのに、ただ毎朝の事務的なあいさつだけ送ってくるK男さんとは、価値観や性格が合わないのかなって思います。
このままお付き合いを続けるのは難しいです。」とのことでした。
【コメント】
K男さんは、Y子さんのことを想って彼女からのメッセージには返信をしているつもりでした。
が、Y子さんには伝わらず、結局スレ違ってしまったのです。
交際初期の段階で、相手の振ってきた話題に興味がないことを伝えるのは至難の業ですが、すれ違いを感じてきたら、正直に話してみるのも手です。
お互いが不安になったりストレスを感じてしまって気持ちを確かめる前に終わってしまうよりマシです。
毎日の連絡は大切ですが、男性と女性ではメッセージをする意味が違うこともあります。
活字での連絡に違和感が出てきたら、早めに電話でコミュニケーションをとってみましょう。活字のメッセージを読み取るより気持ちは伝わるはずです。
婚活の交際では、付き合っていくテンションが下がってしまうと修復は難しくなります。
人間関係が築けるまで積極的に連絡を取ることによって、婚活成功に近づきます。
ビデオ通話や直接会って相手の表情を見ながらコミュニケーションを取ってもしっくりこない相手であれば、終わりにしてもよいかもしれません。
婚活初心者だったN男さん(39歳男性)は、すんなりと真剣交際へ
10年ほど彼女もできず、ずっと一人だったN男さんは、40歳を目前にして婚活を始めた方です。素直な性格のN男さんは、数回のお見合いで、38歳の女性R香さんと交際へ進みました。
N男さんには、活動前に「婚活は恋愛結婚と違う点がある」ことをしっかり伝えていたため、彼は真面目、かつ、マメにR香さんに連絡を入れ、人間間関係を築いているようでした。
交際から2ヵ月が経つ頃、N男さんに状況を聞いてみると、
「毎日、R香さんにLINEで連絡を取っています。言われた通り、週に1回は顔を見て話したり、デートの約束をして気持ちを確かめ合えていると思います。
毎日のLINEは、R香さんも喜んでいるように感じるし、これからは将来のことを話し合っていけたらいいなって思っています。
できれば、R香さんの正直な気持ちを確かめて真剣交際へ進みたいと考えているところです。」とのことでした。
交際が順調に進んでいる報告を聞き、R香さんの相談所へ報告を入れてみると、こんなご返事がありました。
「当方もN男さんのお気持ちを知りたいと思っていました。R香さんは、N男さんの優しいところに惹かれており『毎日メッセージします、二人の時間が合う時はお電話で話をしましょう。ただ、無理はして欲しくないので、返信ができない時や自分の時間が欲しい時は遠慮なく教えてくださいね。』と言って気遣ってくれて、本当に毎日連絡をくれることが嬉しいようです。
R香さんが『今日は疲れている』と返信をすると、彼女の身体を気づかってくれるメッセージが届き、その後はそっとしてくれる配慮も『大切にしてもらえている』と感じているようです。
このままご縁が繋がっていくことを祈っております。」
その後二人は順調にご縁を繋げて真剣交際へ進みました。
【コメント】
婚活で知り合った相手であろうと、自然に知り合い恋愛関係に発展しそうな相手であろうと、興味がある相手や好意が持てる相手からの連絡は、嬉しいはずです。
それにもかかわらず「毎日連絡が来るのは面倒」「何を返信していいのかわからないから困る」という相手は、相性が合わないのかもしれません。
重要なことは、出会って始めの2週間は毎日連絡を取り合うということです。ここで人間関係を作ったり、お互いの生活のリズムや気遣いの仕方が確かめ合えます。
N男さんは、素直に婚活で必要な「マメに連絡をとる」を実行しつつ、しっかりと相手の女性へ気配りができていたのでしょう。
交際を始めたばかりの時期は、お互いを知らないため、相手への気遣いが逆に取られることもあります。
思いやりの心をもって、時には正直に自分の希望を伝えることが大切です。
成功と失敗を分けるものとは
ここでご紹介した3人の男性はお見合い後にマメに女性に連絡をして、頻繁に会う(顔を見て話す)努力をしました。
婚活を成功させるポイントを自分なりに消化して行動していたはずなのに、結果は違いました。
うまく行かなった2人の男性は、女性との相性が合わなかったことも原因ではありますが、男性側の発言や行動、そしてコミュニケーションを取る意味が、女性側と大きくスレ違っていたのです。
多くの女性は、男性からのマメな連絡に安心します。しかし、一方的なメッセージや女性の期待する返信と違うメッセージが届いてしまうと、「独りよがりな男性」「私に興味がないのかな」と受け取ってしまい気持ちが離れていきます。
婚活に限ったことではなく、人の気持ちを読み取り、人間関係を作ることは難しいことです。
まずは、相手を気づかい、人として好きになれそうかどうかという基準で連絡を取り合ってみてはいかがでしょうか。
婚活成功の秘訣は、多くの人と出会って、波長の合う相手を探し続けること、出会ったらマメに連絡をとって早い段階で相手を知ることです。
婚活をしていると、傷ついたり、落ち込んだり、憤慨することもあると思います。
ただ、これからの人生を一緒に過ごしていける信頼できるパートナーに出会いたいのであれば、諦めずに出会い続けることが大切です。
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