恋愛と結婚は違う、婚活で恋愛感情と同じくらい大切なものとは?

今回は、恋愛と結婚は違うということを解説しつつ、恋愛感情ファーストで婚活を行っていた男性33歳Kさんの体験談をご紹介します。
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結婚に繋がらない恋愛は「遊びの関係」と同じ?
「結婚と恋愛は違う」とよく言われます。
婚活がうまく行っていない人の中には、その言葉の意味は理解はしているけど実際には何が違うのかよくわかっていない人がいます。
結婚している周りの友人や同僚、両親や親せきなどを見ていて、ただの恋愛関係の男女とは違うと感じませんか?
夫婦や家族になると恋愛感情以外のものが必要となります。結婚相手には、一緒に生活をするために人間的に良好な関係が築けるかどうかが大切になります。
婚活中の人は、恋愛感情だけの「この人が一番好き」という相手ではなく「結婚を考えられる人」つまりずっと一緒に生活できる人かどうか、という基準で交際相手を選ぶことを意識しましょう。
結婚に繋がらない恋愛は、結局はただの遊びで、最後は別れてしまう関係ともいえるのです。
今が楽しければいいという関係を望むのであれば恋愛を続ければいいのですが、別れを前提としない、一生の付き合いを考えるのであれば、結婚相手の選ぶ基準には「良好な人間関係を築けて一緒に生活できる人」を追加したほうが成功率が上がるでしょう。
恋の駆け引きを求める婚活はギャンブルと同じ?
しかし、婚活のアドバイスをするようになってから思うことは、婚活をしている多くの人が恋愛感情ファーストで突っ走る傾向があるということです。
結婚相手を探しているのに、先に恋愛モードが発動してしまい、相手の反応をみながら「もしかしたらうまくいくかもしれない、うまくいかないかもしれない」と、恋の駆け引き状態の婚活をしてしまうのです。
「うまくいけばラッキー」「相手の出方次第で態度を変える」といった結婚相手探しは、まさしくギャンブルです。
「良好な結婚生活は、良好な人間関係があって、そこに恋愛感情がある」のです。
恋愛結婚だからずっと幸せとは限らない
恋愛結婚をした人たちが必ずしも幸せな結婚生活を続けられるとは限りません。
「この人以外に考えられない、大好き!」と大恋愛して結婚したカップルでも離婚率ゼロ、とはならないのです。
結婚相談所で結婚した人たちは、お見合いの時は合理的に考えて相手を探しています。が、多くのカップルが交際中にお互い強く惹かれ合い、恋愛感情を持っています。
お見合いで交際がスタートしても結婚する相手には、恋愛感情が生まれています。
それでは「結婚に繋がる恋愛」「長い時間一緒に生活をおくる結婚相手に求めるもの」っていったいどういうものなのか、33歳男性Kさんの婚活体験談を例にご紹介します。
見た目がいい女性と結婚したい33歳男性の婚活
婚活を始めたばかりのKさん(33歳男性)は、とにかく見た目がタイプの女性と結婚したいと希望されていました。
Kさんは恋愛経験は少ないのですが、大手企業で営業をされていて人当たりもよく、たくさんの女性とお見合いが決まりました。
その中で、とても美人で活動的な Sさん(30歳)と真剣交際に発展しました。
Kさんは、見た目が好きなタイプのSさんとの交際にとても前向きで、早く成婚退会をしたいと望まれていましたが、その前には結婚後の生活につてお互いの理想を確認する必要がありました。
結婚を意識するほど目立ってくる価値観のズレ
Sさんは結婚後は専業主婦として料理教室に通ったり家のインテリアに手を掛けたりと家事を極めることを希望しており、そして休日は夫婦二人で出かけて色んなことにチャレンジできるようなアウトドア派の男性を望んでいました。
一方、Kさんは、早めにマイホームを購入して奥さんには子供ができるまでは共働きで貯金をし、子供が手が離れるようになったらパートでもいいのでまた働いて家計簿を一緒に支えて欲しい、と考えていました。
しかし、KさんはSさんが好きなタイプであるあまり、自分の希望をSさんに合わせることで結婚できると信じて、Sさんの望みが叶うような結婚生活を計画しましたが、自分の希望とは違うことを受け入れるたびに、二人の結婚生活に不安を感じるようになってきました。
見た目がタイプよりも結婚相手に求めるもの
KさんにとってSさんは理想の女性だと思っていましたが、結婚生活に求めるものが違い、また、結婚後の生活費も自分ひとりに責任がかかることをプレッシャーに感じ、結婚してもうまくいかないかもしれないと、Kさんは思い始めるようになりました。
二人は成婚退会に向けてご両親へ挨拶する日程など、話を進めつつ、お互いの価値観や結婚生活のイメージについて話をしましたが、結局、求めるもののズレに対する違和感を解消することはできず、交際を終了することを決めました。
この悲しい別れは、
- 結婚は恋愛と違って相手の生活にも責任を持つこと、
- 見た目がタイプという理由で、イメージする生活を全てを相手に合わすことはできない、
「結婚=生活」ということを知る経験となりました。
「結婚=生活」と解って選んだ結婚相手
その後、Kさんは29歳の女性と真剣交際に進み成婚退会しました。
お相手の女性は素朴な感じではありますが、結婚に対するイメージや生活の価値観がKさんと似ている方した。Kさんも彼女との関係は、お互いが自然体でいられると感じており、とても幸せそうでした。結婚した二人は、さっそくマイホーム購入に向けて貯蓄を始めたそうです。
結婚相手とは、これからずっと一緒に生活をしていく人です。自分の生活に大切なものをしっかり見極めて、夫婦としての幸せな生活を送って欲しいです。