男性が結婚相手に求めるもの「三協」、もってる人は婚活成功率が高い?

2021年、男性が結婚相手に求める条件「三協」って?

「結婚相手に求める条件」と聞くと、女性が結婚相手の男性に求める条件がよく話題になります。

例えば、1980年後期~90年初期のバブル期は「3高」高学歴、高収入、高身長が求められ、2017年は「3NO(ノー)」暴力しない、借金しない、浮気しない、など、様々なメディアで取り上げられています。(参考:QOM総研 Vol.79

では、男性が女性に求める条件はいったい何でしょうか

2017年にQOM総研が行った「男性が女性に求める条件」を調査した結果では「性格、価値観、好み」の3つが合う「3合」女性でした。

2021年現在コロナ禍で日常生活が変わり、男性が結婚したい女性に求める条件も変化してきています。

メタニー株式会社が行った、25~39歳の未婚男性665人に対してのアンケート調査では、協力しあえる「三協」女性が求められている結果となりました。

このアンケートは、男性のみが回答していますが、現代社会のニーズに合った意見が多く、女性も共感できる「結婚相手の条件」ではないでしょうか。

婚活中の女性は、男性が考える、結婚観、イメージする夫婦像を確認して、ご自身の価値観と照らし合わせてみてはいかがでしょうか。

※アンケート調査結果参考サイト:【最新版】男性が今最も結婚相手に求める条件は”三協”女性らしい

結婚するなら「夫婦で協力できる」女性

「将来、結婚するならどんな相手がいいですか?」という質問の上位回答は以下となりました。

  • 1位:ずっと自分のことを好きでいてくれる…56.1%
  • 2位:長時間一緒にいて苦にならない…52.9%
  • 3位:足りないところを補い合える…51.6%
  • 4位:一緒に苦難を乗り越えられる…50.1%
  • 5位:一緒にいて楽しい・おもしろい…46.8%
  • 6位:理解することができる…46.5%
  • 7位:話し合いができる…42.4%
  • 8位:意見が異なっても認め合える…41.2%
  • 9位:大事なところで意見が一致する…38.8%

3位「足りないところを補い合える」4位「一緒に苦難を乗り越えられる」など、夫婦で協力して生活をしていくことを求めている男性は少なくありません

また、6位「理解することができる」8位「意見が異なっても認め合える」といった回答は、長い時間を一緒に過ごす夫婦にはなくてはならない条件となっています。

男性は「夫婦で協力」して家庭を築きたい

夫婦で協力しながら家庭を築いていく」ことは大切だと思いますか?」という質問に対して、

  • 大切だと思う…51.7%
  • どちらかと言えば大切だと思う…31.7%

両方を合わせると83.4%の男性が夫婦で協力して家庭を築きたいと考えています

この結果は当然と言えば、当然ですが、具体的にどのようなところを協力し合ってきたいと思っているのでしょうか。

「夫婦共働きで、家事育児も分担が大切」

「家庭の収入や家事育児について、夫婦が協力するというのはどんなイメージですか?」という質問に対して、

  • 夫婦共働きで、家事育児も分担すること…64.2%
  • 夫は外で働き、妻は家事育児と役割を分担すること…14.2%
  • 夫は外で働き、妻は家事育児をしながらパートなどで家計を支えること…8.3%

昔ながらのイメージであった、夫が外で働き、妻が専業主婦で家事をすることを求めている男性はわずか14.2%でした。

これからは女性の社会進出も増えており、対等な立場を望む男性が増えています。

「男性が働いて稼ぐ」と思われると男性は重荷に感じる

「『男性が外で働いて稼ぐ』というイメージを重荷に感じますか?」という質問では、

  • 重荷に感じる…17.8%
  • どちらかと言えば重荷に感じる…28.3%

両方を合わせると46.1%の男性が、「男性が外で働いて稼ぐ」と思われることを重荷に感じています

一方、

  • 重荷に感じないという男性…14.7%
  • どちらかと言えば重荷には感じない…13.6%

という男性も合計28.3%はいましたが、上記の「共働きを望んでいる」ケースと同じで、これまでの「男性が外で働き稼ぐ、女性は家事をこなして家庭を守る」説は崩れつつあります

性別による役割分担は古い、一方が忙しい時は助け合う夫婦になりたい

「『足りないところを補い合える』夫婦とはどんな夫婦だと思いますか?」という質問では、

性別による役割分担ではなく、お互いがそれぞれ協力し合って、得意不得意を補う、または、余裕のある方がサポートする、という回答が目立ちました。

回答の一部をご紹介します。

  • 切磋琢磨しあえる(26歳)
  • 仕事は男が稼ぐ、家事は女性がするとか固定観念はなくすことが理想(37歳)
  • お互いの苦手を補い合う。男はこれ、女はこれ、はない(28歳)
  • 否定せずにお互いが理解し合い、嫌なこともやっていく(35歳)
  • 能力面だけではなく、一方が忙しいときや大変なときに助け合える夫婦(25歳)
  • 自分の至らないところを指摘してくれ、支え合える関係。至らないところがあっても嫌いにならない関係(39歳)
  • お互いを尊敬し尊重し、価値観を理解していること。阿吽の呼吸という表現もあるが、よく話し合っている夫婦が理想だと思う(34歳)
  • 料理をしたら洗いものはしてもらう(28歳)
  • 夕飯は分担してつくり、掃除洗濯は休みの方がする(28歳)
  • 全部一緒に行う(35歳)
  • 得意不得意でわざわざ分けずに手の空いた方が役割を果たすこと(26歳)

さいごに

時代の変化とともに男女の価値観も変化していきます。今回の調査は、平等でありながら、協力しあって結婚生活をおくりたいという結果が目立ちました。

結婚して夫婦になるということは、お互いに責任を持つことでもあります。二人できちんと話し合い、理解し合うことは、円満な夫婦生活を継続する手助けとなります。

結婚する前にお互いの結婚観、イメージする夫婦像をきちんと話し合いましょう。

そして、結婚後も、きちんと話し合える関係性をつくり、二人で解決できるような夫婦になって欲しいです。