モテる!好かれる!聞き上手になれる4つのポイント

はじめに

聞き上手はモテる、好かれるとよく言われます。

聞き上手の人と話していると「落ち着く」「何でも話しやすい」「ずっと話していたい」と相手の心を奪います。

逆に聞き上手ではない人と話をすると「疲れる」「面白くない」「もう話さなくていい」と愛想を尽かされることもあります。

今回は、ハーバード大学の実験結果でも明らかになった、聞き上手がモテる理由と、FBIの新人研修でも行われるという聞き上手になれる4つのポイントをお伝えします。

このテクニックが身につけば、「あなたと話をしたい!」と思われるモテる、好かれる聞き上手になれます!

聞き上手とは?

「聞き上手」とはどんな人でしょうか。

話しをじっくり聞いてくれる人、うんうんと相槌を打ってくれる人などをイメージするのではないでしょうか。

聞き上手な人とは、傾聴力がある人のこといいます。

傾聴力とは、相手の話に耳を傾けて、熱心に聞いてくれる力のことで、心理学やカウンセリングなどではよく使われるコミュニケーションスキルです。

傾聴力がある人と話すと、話すことが楽しくなり、もっと自分のことを話したい、このまま話しをしていたいという気持ちが生まれてきます。

自分の話しを続けられる環境は、安心感があり、聞き手に信頼を寄せるようになっていきます。

そして相手を好きになっていきます。

一方、こんな聞き手もいます。

聞いているけどなんだか胡散臭い、うんうんと何度も相槌を打っているけど、本当にきいているのかわからない、振りだけで聞いていないのでは…、と疑われる人もいます。

このような聞き手は、話し手に不信感を持たれたり、騙されてる?と警戒心を持たれたりしてしまいます。

このように聞き方には、「上手い聞き方」と「下手な聞き方」があるのです。

聞き上手になるためには、傾聴のポイントをしっかり押さえることが重要です。

ポイントを押さえた聞き上手は、相手の心を掴むことができるようになります。

聞き上手になれる傾聴のポイントについては、以降の「聞き上手になれる4つのポイント」で詳しく紹介していきます。

なぜ聞き上手はモテるの?

聞き上手がモテる理由は、ハーバード大学が行った実験で科学的に明らかになりました。

この結果は、男女に関係なく当てはまりますので、恋愛シーンだけでなく、職場などの人間関係においても参考になります。

ハーバード大学:話している時の幸せ感を脳波で調査

2012年にハーバード大学が、人が自分の話しをしている時の脳はどのような状態にあるのかを調査しています。

頭にEEGという脳波を測定する装置を付けて、色んな行動をしているときの脳の状態を調べ、嬉しいと感じているときや、楽しいと感じているときなどを分析しています。

その結果、自分の話しをしているときの脳は、美味しいものを食べて幸せを感じているときの脳の状態と同じ反応であったということが分かりました。

さらに、気持ちよく楽しんで自分の話しをしているときの脳は、現金をもらった時と同じくらい興奮状態の脳波を示したそうです。

つまり、聞き上手な人は話し手に対して、気持ちよく自分の話をできる環境を与えていることになるため、美味しいご飯をご馳走してもらっているくらいの喜びを感じるのです。

さらに会話が継続することで、お小遣いまでもらったという気持ちになるくらい幸せ感がアップするのです。

デート相手がご馳走てくれて帰りのタクシー代まで出してくれたら嬉しいですよね。

傾聴力とは、それほど凄い効果があるスキルと言えるのです。

さらにこの実験では、気持ちよい環境で自分のことを話している人たちに対して「現金をあげるので会話を止めて帰りますか?それとも現金は受け取らず会話を続けますか?」と質問をしたところ、ほとんどの人が現金を受け取らずに話し続けることを選んだという結果になったそうです。

傾聴力は現金にも勝るすごい力なのです。

聞き上手になると得すること

聞き上手になると、良いことがたくさんあります。

信頼される

聞き上手な人は、信頼されます。

自分の話を親身になって耳を傾けてくれる人には「この人なら話しても大丈夫」と信頼を寄せます。

そのため頼りにされることが多くなり、仕事では大事なプロジェクトを任されたり、重要な業務を任されるなどして出世のチャンスが多くなります

恋人や夫婦の場合、信頼できる相手であれば離れていても不安になったり疑うようなことがなくなるため、お互いを尊重した関係を続けることができるようになります。

人間関係が構築しやすくなる

聞き上手になると、良好な人間関係を築くことができます。

傾聴力のある人は、周囲から話しかけられたり、頼られたりすることが多く、自然と人脈が広がっていきます。

また、相手に頼られるぶん、頼みごともしやすくなり、一人で抱え込んで悩むことが少なくなります

人間関係は、人生において重要な要素の1つと言えるため、良好な人間関係が作れることで毎日の生活が充実し、幸福感や満足感が上がっていきます。

モテる、好かれる

信頼できる人、良好な人間関係を築ける人を想像すればわかると思いますが、聞き上手はモテます

「この人と話すと楽しい」「もっと話をしたい」と思われるようになり、恋愛シーンでも好かれることが多くなります。

聞き上手になれる4つのポイント

聴き上手な人は、傾聴力がある人ということをお伝えしてきました。

それでは、「傾聴力ってどんなスキル?」について解説していきます。

傾聴力とはどんなスキルなのかということは様々な研究から科学的に示されています。

これからお伝えする傾聴力の4つポイントは、アメリカ連邦捜査局FBIのネゴシエーター(交渉人)も使っているテクニックだと言われています。

交渉人とは、例えば人質を取った犯罪事件などにおいて犯人と会話をして、犯人を落ち着かせ、人質を傷つけることなく事件を終わらせるよう説得し、事件を解決に向かわせる交渉のプロ、会話の達人のことです。

交渉人は、聞きくことのプロとも言われ、交渉人になるためには、最初に「傾聴力」の訓練をするそうです。

傾聴力は会話の最高テクニックと言われています

それではFBIも実践している、聞き上手になれる4つのポイントを解説していきます。

1.話に口出ししたり、反論したり、評価をしない

相手が話しを始めたのに気がついたら自分の話しをしていた、という人はいませんか?

相手の話題に対して「あー、わかる。私(俺)もよく〇〇するんだよね~。それでさ~・・・」と、自分の話しにすり替える人は多いです。

相手の話しを途中から自分の話題にするような聞き方は、聞き上手とは言えません

相手が一通り話し終わるまで聞いてあげることが大切です。

また、「それは〇〇じゃないよ、〇〇だよ」とか「〇〇さんの言っていることも分かるけど、でもそれって〇〇でしょ」など、相手の意見や話しに反論することも聞き上手とは言えません

何度も繰り返しますが、まずは相手の話しを最後まで聞いて、一度受け入れてから自分の意見を伝えることが聞き上手のポイントです。

さらに、「その方法はあまり効果的ではないというデータがありますよ。こっちの方がいいですよ。」「○○を始めたんですね。〇〇さんと同じですね。」など、客観的な分析や、誰かと比較して評価をするような返事も聞き上手な人は言いません。

相手のことを思って発言したとしても、相手がそう受け取るとは限りません。

捉え方によっては相手を不快にさせてしまします。

「効率のいいやり方のデータがあったので教えてあげた」つもりだった、「できるようになったことを褒めようと思った」つもりだったのに、相手は「自分のやり方を否定された」、「誰々と比較されて評価された」と捉えることがあります。

じゃ、どうやって聞けばいいの?という方は、「それはいい」「これはダメ」など評論せずに、ただただ相手の話しを聞いてください

2.短く、定期的に相槌を打つ

相手の話しをじっくり聞くことが大事だということは分かってきたと思いますが、相手に聞いているかどうかを表すことも重要です。

頭体ひとつ動かさず、ジーっと話しを聞いている人は、怖いですよね。

話を聞いているときは、短く定期的にうなずいたり、相槌を打ったりするようにしましょう。

何のリアクションもせずに聞いていると「聞いてるの?」と疑われてしまいます。

そうなってしまうと相手は話に集中できなくなり、話していてもつまらないと感じてくるのです。

「うん、うん」と頭を動かしたり「そうだんですね」などとリアクションをしてあげると、「聞いてくれてる。同調してくれてる」と安心して話しを続けたくなります。

3.相手の話しをコンパクトにまとめて聞き返す

相手が一通り話し終えて、話が続かなそうな状況になった場合は、相手が話した内容をなるべくコンパクトにまとめて聞き返えしてあげると、相手は話しを続けることができます。

「今の話は、〇〇ってことですね」などと短くまとめて、「私の解釈はあっていますか?」と相手に確認すると、お互いの理解が深まります。

あなたの解釈が間違っていた場合、相手は「そうではない」と言うことを改めて伝え直すことができる上、新たな会話として話続けられます。

あなたの解釈があっている場合は、「自分の話しをコンパクトにまとめて確認してくれた、ちゃんと聞いてくれていたんだな」とあなたへの印象が良くなります

このように話しを進めることで、お互いの距離を縮めていくことができます。

4.手短な質問を繰り返す

手短な質問を繰り返すことも、聞き上手になれるテクニックの1つです。

相手がサッと答えられそうな小さな質問を時々投げ掛けてあげることで、「私はあなたの話しを聞いているよ。そしてもっと話したいと思っているよ」と、相手は受け取ります。

「なるほど、これはこうなんですね、ちなみにそれっていつ頃から始めたんですか?」とか「なにがきっかけだったんですか?」「どこでそんな発想が生まれるんですか?」など、1行で終わるような

簡単な質問を相手に投げ掛けることにより、話のネタがなくならない状態を作ってあげます

ただし、相手が返事に困るような質問や、じっくり考えないと答えが出てこないような質問は、会話を止めてしまいますので、討論や議論の場でない限り避けた方が無難です。

大事なポイントは、相手が話し続けられるようにすることです。

この4つのポイントを押さえて会話をすると、相手は話しを気持ちよく続けることができます。

これが傾聴のテクニック、聞き上手と言われる人がやっていることです。

繰り返しますが、相手の話しを折るような口出しをしたり、反論や評価をしないことで、相手の話している時間を延ばしてあげることを心がけましょう。

ずっと話してたら疲れるんじゃない?と思うかもしれませんが、基本、人は話しをすることが好きな動物です。

話しの途中で相槌や合いの手を入れて、相手が長く話せるような環境を作ってあげると、疲れるどころか、「もっと話しをしたい」、「あなたと話をしたい」、と心が弾むのです。

相手の会話が続かなそうだなと思っても自分の話しを始めたり、全く違う話題にすり替えるようなことはしないように気を付けましょう。

相手を気持ちよい状態で長く話をさせるということが、一番重要なポイントです。

聞き上手は使わないNGワード

「聞き上手」になるためには、相手が不安になったり不快になるような言葉は使わないようにしなければなりません。

特にこの3つは使わないように心がけましょう。

「興味ない」

話題に対して「興味ない」はNGです。その一言で、相手は話したいという気持ちが急降下し、「話したくないってこと?」「嫌われてる?」と不安な気持ちになります。

最悪の場合、「もうこの人と話したくない、話さなくてもいい」と心を閉ざしてしまい人間関係が悪くなることもありえます。

はじめは「興味ないな」と思う話題でも、会話を続けるうちに共通点が見つかることがあります。

初デートの相手やこれから人間関係を築いていこうと思う相手であれば、じっくり話しを聞き、小さな質問を繰り返しながら、共通点を見つけるようにしましょう。

「でも」「だけど」

「でも」「だけど」など否定から始まる接続詞を使うのがクセになっている人は少なくありません。

無意識に言ってしまいがちですが、「でも」「だけど」は「これからあなたの話しを否定しますよ」という接続詞です。

「でも」は「それなら」に変える、「だけど」は「だからこそ」に変える練習からはじめましょう。

はじめはなかなかクセが直らないかもしれませんが、言葉を返すときは、一呼吸飲み込んでから「そうだね、それなら…」「そうですね、だからこそ…」と話しを始めるといいかもしれません。

「そんなことも知らないの」

相手が知らないことや経験のないことについて、見下すような言い方はNGです。

あなたの一言で相手は恥ずかしくなったり、知らないことを攻められていると恐縮してしまい、話しを止めてしまうかもしれません。

たとえ相手が間違ったことを主張してきたとしても、「そうだったんですね」「そんな事例があったんですね」など、まずは相手の意見を肯定して「〇〇というやり方もあるって聞いたことあります。この方法をどう思いますか。」といったふうに、あなたの意見を受け入れます、さらにこういう意見もありますよ、どうでしょう。と会話を進めていくと、相手もあなたの意見を受け入れやすくなります

傾聴力を高めるために優先することは、相手に気持ちよく楽しく話してもらうことです。

自分が優越感を抱くことや正しさをアピールすることではありません。

さいごに(直ぐにできること)

聞き上手になるためには、傾聴力を鍛えることだとお伝えしてきました。

傾聴力は4つのポイントに気を付けて話しを聞くことです。

1.相手の話に口出ししない、反論しない、評価しない

2.短く、定期的に相槌を打つ

3.相手の話しをコンパクトにまとめて聞き返す

4.手短な質問を繰り返す

一気に全てを意識するのは難しいのでポイントの1つずつ始めましょう。

まずは、「相手の話しに口出ししない」を意識しましょう。口出ししそうになったら、一呼吸飲みこみ、相槌を打ちましょう。

どうしても、ポイントを忘れてしまうという方は、思い出すための合図を作るといいでしょう。例えば、何か言いたくなったら自分の左小指を見る、など自分ルールを作ると身に付きやすいです。

直ぐに口出ししないがうまく出来るようになったら次は、「でも」の代わりに「そうなんですね」を口ぐせにする、といった風に少しずつ傾聴力を身に着けていきましょう。

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